【課題図書の倒し方1】これで読みやすい本が見つかる! 元文学部が教える本選びの基準2つ【分厚さや表紙で選ぶのはNG?】
こんにちは、普段はフリーライターやブロガーをしている、エイです。
ちなみに大学時代は、文学部で読書漬けな日々を送っていました。
本を読まなきゃ行けない、と言われるのは、文学部だけじゃありません。
読書が好きじゃない、苦手だとしても、本を読まなきゃいけない場面って、ありますよね。
そんなとき、こんなことでつまづきませんか。
「どの本を読んだらいいのかわからない」
「買ってみたけど、ちっとも読む気にならない」
「本を選ぶだけでげっそり」
読書は人生のいたるところで、目の前に立ちはだかってきます。
小中高の夏休みには、読書感想文。
大学や専門学校なら、テキストや参考書。
社会人だと、ビジネス書、資格をとるための本、などでしょうか。
読んだフリをすることはできますが、本の内容が頭に入っていなければ、後々、授業や仕事でつまづくことにもなりかねません。
そこで今回は、少しでも楽をするための、読みやすい本の選び方を紹介します。
この記事を読めば、たくさんの本のなかから、自分に合うものを選べるはずです。
少しでも参考になれば幸いです。
△な本の選び方
課題図書や参考書を選ぶとき、こんなことを基準にしていませんか。
・本の分厚さ、薄さ
・表紙の絵
本の読みやすさは、必ずしも分厚さに比例しません。
幅が狭くて薄い本でも、難解な本は山ほどあります。
例えば、難解な純文学作品の中には、薄い本である作品もたくさんあります。
逆に子供用の児童書の中には、辞書レベルに厚いのに、サクッと読めてしまうようなものもあります。
表紙の絵で本を選ぶことは、新しい本との出会いのきっかけになりますが、読みやすいとは限りません。
参考書やビジネス書の中には、漫画やイラストが邪魔して、かえって読みにくい構造になっていることもあります。
○な本の選び方
本を選ぶときは、以下の基準をもとに選ぶことをオススメします。
【本選びの基準3つ】
・目次
(欲しい情報が書いてあるか)
・文体
(読んでいて不快感はないか、理解できる言葉か)
・構成
(挿絵の有無、図の有無)
目次とは、本の最初に書かれている、項目部分のことです。
文体は、文章の書き方やクセなどです。
ページの作り方や、説明の順番、物語の進み方は構成に入ります。
目次は内容のヒントがぎっしり!
目次は、参考書の場合は情報、小説の場合はあらすじを知る目安になります。
目次を読むことで、読みたい内容、理解できる内容かどうかを確認することができます。
もし、目次の時点で内容が難しすぎるなら、その本はあなたに合っていません。
もっとわかりやすい言葉使いの本を選びましょう。
小説の場合、ストーリーの中身が思ったのと違う、という食い違いを防ぐことができます。
目次を見て「面白そう!」と思えた小説は、後半の展開に期待しながら読めるので、最後まで飽きずに読み続けられるはずです。
文体は相性チェックの最大の基準!
文体は、実際に数ページ目を通して見ることで確認することができます。
たとえば、「〜なさい」「〜だ」調の本と、「〜しましょう」「〜です」調の本など、語り口も違いがあります。
読んでいると「なんとなく」しっくりくる、「なんとなく」イラッとくる、これも文体の違いによるものです。
また、専門用語を山ほど使う本、なるべく簡単な言葉で丁寧に書いている本もあります。
自分性格とレベルに合わせた言葉使いのものを、選びましょう。
少しでも不快感を覚えたり、わからない用語が多いと感じたら、そっと本棚に戻しましょう。
文体との相性が悪いのかもしれません。
挿絵、図、物語の展開、本を構成する要素を要チェック
ここで言う「構成」は、ページレイアウトのことです。
例えば、本の中には、上から下までギッチリ文字が詰まっている構成の本もあれば、行間が大きい本もあります。
イラストや図がたくさん使われている本もあります。
小説なら、挿絵があるもの、ないものがあります。
これがページレイアウトです。
ぱっと見の印象で、より視線が動きやすい、中身がわかりやすいものを選びましょう。
改行が多すぎて、目が泳ぐようなら、合っていないかもしれません。
また、必ずしも、絵や図が多いからと言って、読みやすいとは限りません。
見やすい図、想像がかきたてられる絵であるか、考えてみましょう。
最後に:自分にぴったりな本選びで、読書を楽しもう!
読まなきゃいけない本でも、辛い思いをする必要はありません。
できる限り楽をして、楽しく本を読むのが一番です。
是非、自分だけの、ぴったりの本を選んでみてください。
人間は、興味のあることや、好きなことに対して、記憶力を発揮する生き物です。
少しでも楽しく読書できれば、楽しかった分だけ、記憶を深く刻みこむことができます。
あなたの少しでも充実した読書時間を、心から願っています。
エイでした。