インドア海洋生物 エイ

インドア生活をこよなく愛する、インドア海洋生物エイのインドアブログです。

【こどもに読書習慣をつけたい!】文学部に入った著者が教える、専業主婦(夫)・共働き関係なくできる、こどもへの本の渡し方【読まない子供を、読む子供へ】

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こんにちは、自称フリーライター兼ブロガーのエイです。

母親の読み聞かせが早口すぎて、スピードラーニング状態だったのはいい思い出です。

いい加減眠かったんでしょうね、それでも読んでくれてありがとう、ママ。

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子供が本を読まない!!

絵本の読み聞かせをするのは、大体幼稚園〜小学生はじめくらいでしょうか。

子供は成長するにしたがって、自分で本が読める程度にまで、文字を覚えます。

 

ところが、こんな悩みを抱えたことはありませんか。

 

「子供が本を嫌がる」

「読書をしない」

「本を与えてもちっとも読まない」

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ゲームやテレビ、アニメ、スマホなどなど、現代にはいろんな遊びが溢れています。

その中で「本」という、古めかしくて時間のかかるものを選ばせるのは、ちょっと難しいですよね。

 

だけど読書をさせないでおくと、成績にも関わるし、何より大人になって書類を読めなくなったら、と思うと心配です。

 

そこで今回は、子供に読書習慣をつけさせるための本の与え方について紹介します。

実際に私(そこそこの読書家)の母がやっていた方法なので、是非試してみてください。

 

共働きのご夫婦でも、問題なくできるはずです。 

少しでも参考になれば、幸いです。

 

図書館に子供を自由に放とう!

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一番いいのは、図書館に自由に子供を放って、好きなだけ本を選ばせることです。

 

図書館は、一週間に一日程度の休館で営業しているところがほとんどです。

都合のいいときに、子供を図書館に連れていきましょう。

 

図書館に連れて行ってもしょうがない、と思うかも知れません。

 

だけど、図書館には、子供にとって嬉しいメリットがあります

 

 

子供は、大人と比べると自由が少ない状態で生活しています。

好きにお金を使えないし、食べ物や服、身の回りの多くのものに制約がかかっています。

「全てが自由」という状態は、ほとんどありません。

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ところが、図書館は自由に、無料で本を借りることができます。

「自由に、好きな本を、何冊でも、借りておいで」というのは、子供にしてみれば、新鮮な経験のはずです。

大して興味がなくても、「自由」という甘い言葉で、勇足でかけてゆくのではないでしょうか。

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もちろん、「騒がない」「走らない」という最低限のルールを守らせる必要はありますが、一般的なデパートに比べれば、地元の図書館は小さいものです。

児童書コーナーあたりの騒がしさは、ある程度許容されている節もあります。

 

高級店のような緊張はしなくて大丈夫です。

 

帰り道で、本は子供に持たせるようにしましょう。

その代わり、大きな図鑑のような本を借りることも、許してあげてください。

そこから新しい興味につながるかもしれません。

 

家に小さな図書館を作ろう!

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子供に合わせて仕事の予定を組む、というのは難しいものです。

そんなときは、本を複数冊借りて、家においておくといいでしょう。 

家に小さな図書館を作るイメージです。

 

子供は親が借りてきた本の中から、読みたい本を選んで読みます。

本が常に家にある状態なので、本を身近な存在として捉えることができます

 

できる限り本のリクエストを聞いて、叶えてあげることは、親子のコミュニケーションにもつながります。 

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私の幼少期は、もっぱらファンタジー小説と民話ばかりねだっていました。

毎日部屋にファンタジー小説があるのは、それはそれは幸せな気分でした。

 

本を運ぶのは大変かも知れませんが、実際に子供をつれていくより、ずっと楽です

子供に目を配る必要もないので、ついでに自分の趣味の本を借りることもできます

 

「読みなさい」は言わないで、「どうだった?」を聞いてみよう

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「読みなさい」など、命令形や叱る口調の言葉を、子供は聞き流しがちです。

特に強い言葉で言われた言葉は、単なる「衝撃」として捉えて、言葉自体を理解しないことも少なくありません。

 

子供がどうも本を読んでいなさそうだ、と感じたら「どうだった?」「面白かった?」を聞いてみてください

なんだったら、しつこいくらい聞いてみてください。

 

もし「読んでない」「そんなに知りたいなら、自分で読めば?」なんて言うようなら、「ふ〜ん、読んでないんだぁ……」と、ちょっと煽ってみるのもアリです。

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負けず嫌いの子供なら、「何を! 読んでやる!」となるかもしれません。

(私は単純な子供なので、コロッと騙されて読んでました笑)

 

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読み始めれば楽しいので、きっかけをつかめば、子供は本を手に取り始めるはずです。

 

読書以外の趣味を遮断するのは……。

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中には、本以外の趣味を全て遮断する家庭もあると思います。

私の家もそうでした。

 

個人的な意見ですが、これはあまりオススメできません。

確かに、他に娯楽がないので本を読むのは間違いありませんが……。

 

他の子供との趣味があまりに食い違うと、コミュニケーションに支障を来たします。

話題についていけなくなり、辛い思いをするんです。

 

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辛い思いや劣等感を隠すために、

「本を読んでいる私は偉い、ゲームなんてしているあいつらはバカだ」という傲慢な思考に育ちかねません(私は一時期なりましたorz)。

 

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結果、人としゃべることより、本を読むことを優先する人間になってしまいます

読書は、ゲームや漫画と違って、大人から褒められる趣味です。

周りの子供と話題が合わなくても、大人から褒められるので、優越感にしがみつくようになります。

これにより、子供は傲慢な思考を悪化させてしまうのでしょう。

 

また、大人になったとき、子供の頃にできなかった反動で、ゲームに没頭したり、子供的な趣味から離れられなくなることもあるようです。

(本当かはわかりませんが、実際私も子供趣味から抜け出せていないので、全くの嘘ではないと思います)

 

あくまで生活の一部として、無理のない程度に取り入れられれば、それで十分なんです。

 

 

まとめ:こどもに寄り添う読書は、成長の助けにな

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本は文章を読んだり書いたりする力だけでなく、知識、想像力や思考力なども与えてくれます。

 楽しい世界を冒険しながら、気づけば必要な力が身についているのです。

SF、ファンタジー、恋愛、ミステリー、どんなジャンルの小説でも、子供にとっては、未知との遭遇、新しい発見ばかりでしょう。

 

どんな本でも構いません。

 

ゲームの小説版、映画の原作、漫画の原作、アニメの原作などの本から入ることで、本に親しみやすくなることもあります。

(実際私も、友達の家で遊んだゲームを、小説で買っていました笑)

 

本は映像作品より心情描写が細かいので、情緒を育てたり、共感性を高めることにもつながることでしょう。

 

ぜひ、子供の身近にそっと本を置いてあげてください。

 

この記事が、一人でも多くの子供と、一冊でも多くの本を結び付けてくれることを、心から祈っています。

 

エイでした。

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